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2011.11.03 Thursday |  | - | - | - | 

No.2 【生菌検査】

「化粧品マメ知識シリーズ」の第二弾は【生菌検査】です。

生菌検査とは・・・
製造された化粧品に、微生物(細菌や真菌など)が存在していないかを調べる検査を指します。
化粧品中に微生物が存在すると、場合によっては増殖を起こし、化粧品を変質(腐敗など)させ、それに気付かず使用した方の人体に悪影響を与える可能性が出てきます。
ですから、化粧品は原則として「無菌状態」で出荷されなければならないのです。


愛用している化粧品の匂いがいつもと違う!

使っていたら匂いが変わってきた!

だんだん粘度(硬さ)が柔らかくなってきた!


なんて事があったら、「微生物」を疑った方がいいでしょう。
対処としては、こんな流れです。
(1)直ちに使用を中止する。 ←これがとっても重要
(2)メーカーに連絡をして文句を言う。
 ←これは単なる憂さ晴らし



メーカーに連絡した時、こんな対応された事ってありませんか?

品質に問題はありませんので、そのままお使い頂いても大丈夫です。

⇒変化の状態を見てもいないのに、「大丈夫」と言い切る事は出来ないはずです。
 消費者の利益より、会社の利益を優先している典型的発言です。

良品と交換致します。

⇒微生物関連の変質であった場合、交換に応じてはなりません。
 生菌検査を行っていないから問題が起きているので、
 検査をしていない会社から良品が出てくるはずがありません。



生菌検査って法律とかで義務付けられているんでしょ?

義務付けされていないのです。

ですから、恐ろしいことに、生菌検査を行っていない製造会社が存在します。
実際、私が以前勤めていた会社でも生菌検査を行っていませんでした。

つい最近、当社の取引先(A社)からこんなご相談を頂きました。
A社は販売する化粧品の製造を、当社には洗顔料、P社には美容液と言った具合に分割して依頼しているのですが、

P社が製造する美容液が、少しずつ臭くなってきている。

との事です。
ちなみにP社は、製造業界ではそこそこ知名度のある立派な会社です。
A社から具体的に美容液の状態を聞き出すと、私的には「微生物」が怪しいと思えてなりません。

P社に生菌検査の結果を聞いてみて下さい。

とアドバイスをした数日後、

「生菌(微生物)は存在しません」と言われました。

との回答が返って参りました。
微生物による異臭でないとするならば、酸化による異臭かも知れません。
または化粧品中で何かが化学反応を起こし、新たな物質を生成している事が原因かも知れません。
とにかく現物を拝見させてもらわなければ、何とも判断が出来ないので、問題の美容液を1本送ってもらう事にしました。

到着した美容液を開けてみたら、

くさい(T-T)

明らかに腐敗臭です。
検査するまでも無いのですが、報告しなけばならないので生菌検査を行いました。

【検査結果】 97,000個/g

なんとビックリ!
1g中に約10万個も菌がいるではありませんか!
くどいですが、1gの中に10万個ですよ!

「生菌検査報告書」を作成してA社に提出し、A社はそれをP社に叩き付けたそうです。
その時のP社の回答は・・・

申し訳ありません。うちでは生菌検査を行う設備も技術もありません。

と、虚偽を認めたそうです。

やっぱり生菌検査やってなかったか・・・



生菌検査を行っていない製造会社は、まだまだ沢山存在していると思います。
そんな会社に製造許可を下ろす薬事行政にも問題があります。
きっとそれを問い詰めても、それぞれの立場で言い訳をする事でしょう。

それを知らずに使用した消費者はどうなるんだっ!

と、私一人が叫んだところで何も変わりません。

私に何が出来る?

もし、皆さんがお使いの化粧品で、何かおかしいと思うことがありましたら、
何なりとお気軽にご連絡を下さい。
若輩ながら専門家として、ご相談に応じさせて頂きます。

うん、これなら出来る!



2006.09.14 Thursday | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | 化粧品マメ知識 | 

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2011.11.03 Thursday | 23:59 | - | - | - |